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悩みが尽きない!?きょうだい育児を楽しむために大切にしたいこと

きょうだい育児をしているママさん、パパさん、毎日おつかれさまです。

子育ては一人でも大変なのに二人、三人になると、物理的にも手が足りなくなり、自分がもう一人、いや三人くらいほしい!なんて思ったり、気持ちがいっぱいいっぱいになってしまうこともありますよね。

今回は子どものお世話という面、そして、親や子どもの気持ちの面も含めながら、きょうだい育児を楽しむために大切にしたいことをお伝えしていきます。

きょうだい育児

きょうだいが増えるってどういうこと?

ママ、パパ、子ども、3人で生活していたところに、赤ちゃんがやってくるということ、それは、とってもとっても幸せなことなのですが、 第一子として生まれたお子さんにとっては、初めての経験、赤ちゃんは不思議な存在なのです。

それは、上の子の年齢がいくつであろうと、今まで当たり前に過ごしてきた毎日の流れが、ガラッと変わります。

赤ちゃんがいると、ママやパパはミルクをあげたり、授乳をしたり、オムツを変えたり、だっこをしたり、沐浴をしたり...。

24時間お世話が必要な赤ちゃんがいることで、 今まで自分に向いていた時間が少なくなっていくのです。

大好きなママとパパが、何だか遠い存在に感じてしまうこともあるかもしれません。

こうやって、文章にしながら、上の子の気持ちを想像すると、何だか切なくなってしまいますね。

上の子優先説は本当?

そこで、よく聞くのが、 上の子優先にしよう! というお話です。

じゃあ、上の子優先ってどういうこと?

上の子を巻き込もう!

授乳やオムツ、沐浴やねんねなど、1日中、頻繁にお世話が必要になる赤ちゃんがいることで、なかなか上の子とゆっくり向き合う時間を作るのは難しいと思うのですが、そんな時はぜひ赤ちゃんのお世話をする時でも、上の子を巻き込んでみてほしいのです。

赤ちゃんにミルクをあげるときは「赤ちゃんお腹空いてるみたいだから、ミルクをあげるね」や、「おむつが濡れて泣いてるから替えるね」など、 赤ちゃんのお世話をする前に、上の子に一声かけてから赤ちゃんのお世話をするようにすると、ママは自分のことをいつも気にしてくれているという、安心感に繋がっていきます。

また、例えば、「赤ちゃんが〇〇くんのこと見てるね、気になるのかな?」など、赤ちゃんと上の子を結びつける声かけをしてみるのもひとつです。

更に、「赤ちゃんが泣いてるけど、どうしたのかな?」と上の子に聞いて頼ってみるのもおすすめです。

お兄ちゃん(お姉ちゃん)という自覚や、自分より小さい赤ちゃんを助けてあげようという気持ちが芽生えるきっかけになる可能性もあります。

二人時間を確保しよう!

また、ちょっとした時間でもいいので、赤ちゃんが寝ている間に、思いっきりハグをして「ママは〇〇ちゃんののとが大好きだよ」と、上の子を大切に思っている気持ちを伝えたり、まだ赤ちゃんとは楽しめないおやつを一緒に食べたり、おうちの中でできる範囲で、上の子との時間を作ってみましょう。

この小さな積み重ねもまた、子どもにとっては、 自分は愛されていると感じる安心感に繋がります。


そして最高に嬉しいのがコレ!

可能であれば、赤ちゃんをパパや頼れる誰かに見てもらって、少しでもいいので、おうち以外の場所で上の子と二人時間を作ってあげられると、お子さんの気持ちはグンと満たされるはずです。

ママとの二人時間って、いくつになっても特別なものみたいですよ♡(我が家の10歳、8歳、4歳の3兄妹より 笑)

赤ちゃんの気持ちってどうなの?

よく聞くフレーズとして 「赤ちゃんはまだわからないから上の子優先に」 という言葉。

確かに言葉は喋れないし、わたしは赤ちゃんではないので、本当のところはわからないですが、赤ちゃんだって、ちゃーんとわかってる!と思っています。

だから、上の子がいる時は、上の子を優先してもいいですが、忘れないでほしいのが、 赤ちゃんにもお世話という行為だけでなく愛おしく思っているママ、パパの気持ちを向けて伝えてほしいのです。

上の子がいると、どうしても早い月齢のうちから公園へ行ったり、保育園や幼稚園の送迎に行ったり、習い事の付き添いに行ったり、お休みの日も上の子の遊び場に一緒に行くのが当たり前になり、それが家族のリズムになっていきます。

赤ちゃんのペースでもっとゆったりと、とはなかなか行かないのが下の子の宿命ですよね。

だからこそ、 赤ちゃんを大切に思っている言葉かけや赤ちゃんに自分の気持ちを向けることは、とっても大切で必要 なことかなと思います。


出典: 赤ちゃんとのコミュニケーションについて厚生労働省



赤ちゃんの気持ちを知るためにはファーストサインがおすすめ

これって赤ちゃん返り?(体験談あり)

「赤ちゃん返り」というフレーズ、下の子が生まれると耳にすることも多いかなと思います。

赤ちゃん返りとは、成長した子どもが赤ちゃんのような状態になることで、それによって、下の子へ向いている親の気持ちを、自分に向けようとする言動のことを言います。


具体的には、 一人で食べていたごはんを「食べさせて」と甘えたり、だっこ要求やベッタリとくっついてくることが多くなったり、わがままを言ったり、わざといたずらや怒られるようなことをして、自分に注目を集めさせようとすることもあります。

赤ちゃん返りは、わかりやすいものもありますが、その子その子で出てくる時期も言動も違うので、振り返った時に、「あれはこの子なりの赤ちゃん返りだったのかな」と後になってから思うこともあるのではないでしょうか?

わたし自身、1人目を産んでから、2歳差で2人目、そこから4歳差で3人目を産んでいますが、色々な赤ちゃん返りのパターンを体験してきました。

実際に、我が家で起こった赤ちゃん返りエピソードをお伝えしますね。

2歳差兄妹の場合

2歳と1ヶ月で妹が生まれ、お兄ちゃんになった長男は、 とにかく赤ちゃんが気になって、赤ちゃんにちょっかいを出すタイプ でした。

やっと赤ちゃんが寝たと思ったら、すぐに触りに行き起こしてしまったり、なでなでをしようとして、力加減がわからず泣かせてしまったり、当時大好きだったトミカを赤ちゃんのお腹の上に整列させたりと、とにかく目が離せなくて、気が休まる時間がなかったことを覚えています。

と、ここまでは、赤ちゃんに好意的な様子に思えるのですが、生まれる前からお腹の中にいる妹に対して「赤ちゃん」と言っていた息子が、妹が生まれてみんなが名前で呼び出しても、変わらず「赤ちゃん」と言っていたのです。

それが、 妹が生後6ヶ月になった頃に、初めて名前で呼び出したのです。

それまでも、目立って困らせるようなことはしていなかったのですが、振り返ると、 息子の中で葛藤があり、やっと半年かけて妹を「赤ちゃん」ではなく、「家族」として受け入れたのかな なんて思うと、推測ではあるけれど、なんだか更に息子のことを愛おしく感じる母でした。

6歳差兄妹の場合

さて、そこから4年後、3人目が生まれてきました。

6歳になった兄は、赤ちゃんが産まれてくることを楽しみにはしていましが、いざ、産まれてきて、みんなが赤ちゃんのお世話をしていると無関心で、いつも少し離れたところで見えない敵と戦っていました(戦隊モノブームですね)。

そして、こちらも振り返ると、クスッと笑ってしまうのですが、新生児期は特に、 何もないところでわざと転んで「いてー!」と言うことを繰り返していました。

特に怪我をするわけでもないので、「大丈夫?気をつけてね」くらいの声かけで済ませてしまっていましたが、振り返ると、彼なりの赤ちゃん返りというか、 みんなの気を引こうという作戦 だったのかなと思うとまたまた愛おしくなります...笑。

今では6個下の妹を溺愛している兄です。

4歳差姉妹の場合

そして、初めて妹が生まれてきた長女ですが、元々お世話好きで、保育園でもお友達や下のクラスの子ども達のお世話をすることで有名な長女は「お姉ちゃんになりたい願望」があり、赤ちゃんが産まれてくること、自分がおちゃんになることを、とても楽しみにしていました。


当時、4歳の長女は、赤ちゃんが産まれてから率先してお世話のお手伝いをしてくれて、ものすごく戦力になっていました。

ですが、 生後1ヶ月を過ぎた頃、急に保育園に行きたがらなくなりました。
朝は大泣きをして「行きたくない」と...。

保育園のクラスに行ってしまえば、楽しく遊んでお迎えに行くと、ニコニコとしているのですが、朝、保育園のクラスに送り届けるまでが大変で大変で...辛かった思い出もあります。

そこでわたしは半日、長女と二人時間を作りました。

近場ではありますが 「ママとデート」という特別な時間を過ごした長女は終始嬉しそうで、その日を境に朝のイヤイヤがなくなりました。

あんなに苦労していたのに...やっぱり二人時間は子どもの心がたっぷり満たされるんだなぁと、実感した出来事でした。

赤ちゃん返りへの対応


こんな風に、色んな形で親の愛情を確かめたり、まだまだうまく伝えられない自分の気持ちを、どうにかわかってもらおうと、色んな方法でわたし達に伝えてくれているのが、赤ちゃん返りでもあります。

ただでさえ大変な赤ちゃんのお世話をしながら、上の子の赤ちゃん返りに対応するのは大変ですが、その裏には 子どもなりの葛藤や「ママ、パパ大好き」の気持ちが隠れていると思い、上の子に向き合う時間を作ってみてくださいね。

上の子の言動に共感する声かけや、感謝の気持ちを伝えるなど、こちらとしては些細なことでも、意識をして伝えていくと、上の子の気持ちも満たされていくはずです。

スキンシップは最強!


もちろん、言葉かけや気持ちを伝えることも大切ですが、前半にも少し触れましたが、 スキンシップをとることも、とっても大切です。


なかなかゆっくり上の子との時間が取れない場合でも、意識してスキンシップを取る時間を作ってみてくださいね。

肌と肌のふれあいは、子どもはもちろん、ママ自身も穏やかな気持ちになれるはずです。

そして、なんと! 7秒以上抱きしめると、情緒を安定させ幸せな気分になるホルモン【オキシトシン】が分泌されるのです。

これは、研究結果でも明らかになっていることなんですよ。

出典:皮膚感覚と脳 研究結果



ぜひぜひ試してみてくださいね!

手をつないだり、頭をなでなでしたり、体の一部分に優しく触れたり、少し時間があれば、ベビーマッサージもおすすめです。

ベビーマッサージは、赤ちゃんだけのものではないのです。
赤ちゃんからできるというだけで、月齢や年齢の制限はありません。

年齢によっては、最初は恥ずかしがるかもしれませんが、 子どもにとって、ママからのマッサージはとっても嬉しいはずです。

できる時にできる範囲で親子のふれあいを楽しむ手段として、取り入れてみていただきたいなと思います。

ベビーマッサージの効果とは

きょうだい育児を早く軌道に乗せるための方法

さて、きょうだい育児のこと、赤ちゃん返りのことなど、色々お伝えをしてきましたが、これから二人目の出産を控え、きょうだい育児が始まる方へ、3人の子育て真っ最中のわたしが超絶おすすめしたいのが、 おくるみタッチケア なのです。

出産前から上の子と一緒に赤ちゃんを迎える準備ができます。

赤ちゃんが産まれてくることのイメージができるので、お兄ちゃんお姉ちゃんになるという心構えが持てて、家族みんなで赤ちゃんが産まれてくることを楽しみに思えるようになるレッスンです。

もちろん上の子がいるからこそ意識したい、赤ちゃんとの楽しみ方もお伝えしています。

大変!辛い!だけでなく「幸せ」の気持ちを感じる瞬間が一回でも多くなるお手伝いができたら嬉しいです。

二人目ママにおくるみタッチケアがおすすめな理由

まとめ

いかがでしたでしょうか?

わたし自身、ひとりっ子なので、成長していく3人の我が子達を見ていると羨ましいと感じる部分がたくさんあります。

同じ親から産まれてきていても、 一人一人に個性があって一人一人が大切な存在。

思っているだけではなく、子どもがいくつであろうと、しっかり伝えていきたいなぁと改めて思っています。

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東京都葛飾区にて親子コミュニケーションを軸としたベビーマッサージ、ファーストサインレッスンなどを開催している親子教室happymoonです。

レッスンの他に、マタニティ期からニューボーンフォト、ベビーフォト、バースデーフォト、ロケーションフォト、七五三フォトなど、お子さま、ご家族さまのライフイベントに寄り添う撮影もしております。

更に、ベビーマッサージ等の講師になりたい方、フォトグラファーになりたい方への育成講座も行っております。

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