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ねんねのお悩み解消!赤ちゃんを質の良い睡眠に導くためにやってあげたいこと

子育てが始まって、初めてのことばかりで、「こんな時はどうすればいいの?」「これで合ってる?」なんて疑問や不安、そして子育てに関する悩みは尽きないですよね。

赤ちゃんのお世話をする中で、よくある悩みとして、睡眠に関することも多いかなと思います。

今回は、そんな赤ちゃんのねんね事情を深掘りしながら、赤ちゃんを質の良い睡眠に導くためにできることを、ご紹介していきます。

赤ちゃんが寝ている姿

赤ちゃんの睡眠事情とは?

寝る子は育つということわざ、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

実はこのことわざ、ただの言い伝えではないのです。

脳や心身の発育に重要な成長ホルモンは、深い睡眠中に活発に分泌されると、科学的にも証明されているです。

ということで、これからたくさんの成長をしていく赤ちゃんにとって、睡眠はとっても大切なものなのですが、そもそも赤ちゃんにとって、睡眠時間はどのくらい必要なのでしょうか?

各月齢、年齢における推奨、理想とされる睡眠時間は、以下の通りです。

0〜3ヶ月 14〜17時間
4〜11ヶ月 12〜15時間
1〜2歳 11〜14時間
3〜5歳 10〜13時間
6〜13歳 9〜11時間
14〜17歳 8〜10時間

出典:乳幼児の睡眠と発達



もちろん、よく寝る赤ちゃんもいますが、 なかなかスムーズに眠りにつけなかったり、すぐに起きてしまったりとあまり寝ない赤ちゃん もいるのです。

また、 だっこじゃないと寝ない、おっぱいを飲みながらじゃないと寝れない、置くと起きちゃうという赤ちゃん もいます。

ねんねのお悩みがあるママパパにとっては、赤ちゃんがお布団でぐっすり寝てくれると嬉しいですよね。

赤ちゃんのねんね環境を見直そう

では、赤ちゃんが質の良い睡眠を取るために、大切なことを見ていきましょう。

わたし達大人もそうですが、寝る環境はとっても大切です。

騒がしい場所や、明るい場所、暑すぎる部屋、寒すぎる部屋、いつもと違う場所だと、なかなか寝付けないなんて経験はないですか?

赤ちゃん自身はもちろん、寝かしつけをするママパパにとっても、安心できる睡眠環境を作っていきましょう。

安全面

赤ちゃんが寝た後に、その場を離れたり、赤ちゃんがしばらく一人で寝たり、またはママパパも眠った後など、 転落や窒息の危険がないか 以下を確認し、危険のないよう整えていきましょう。

・やわらかい敷布団
・大人と同じベッドで寝かせる
・枕や掛け布団
・ガーゼやクッション、ぬいぐるみなどを近くに置く
・充電ケーブルが近くにある

室温、衣類調整

質の良い睡眠を取るには、快適な室温も大切です。

夏場の熱帯夜はわたし達、大人も寝苦しいですよね。

エアコンは、赤ちゃんの体にに良くないのかな?と、控えようとする方もいるかもしれませんが、 過度な温度設定や、赤ちゃんに直接風が当たらないようにするなど、適切に使えば問題ありません。

また、冬場は寒さが心配で、厚着をさせてしまうということがあるかもしれません。

ですが、赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、汗をかいて熱を放散するという体温調節がうまくできないのです。

更に、 体を温められすぎることで、体温が上がりすぎて、乳幼児突然死症候群のリスクを高めてしまう 可能性もあります。

赤ちゃんにとって、適切な室温の目安は20〜22度くらい ですが、着ているものによって変わってきますので、赤ちゃんの様子を見ながら、目安として考えていきましょう。

ネントレとは?

ネントレという言葉もまた、ここ数年でよく聞かれるようになりました。

赤ちゃんが、自分の力で眠れるようにするための習慣、環境づくりのことを、ねんねトレーニング、通称ネントレと言います。

わたしも、子育てが始まった10年前、長男の寝かしつけに悩んで色々と調べていた時に、この言葉を知って、「赤ちゃんが寝るためにトレーニングが必要なの?」と驚いた経験があります。

ですが、あくまでも質の良い睡眠に導くための習慣、環境づくりとして、取り入れられるものを取り入れていけるといいかなと思います。

ネントレにあたり大切にしたいことは 生活リズムを整える ことです。

生活リズムを整えるための要素をお伝えしていきますね。

1.日光と体内時計

生まれてすぐの赤ちゃんには、昼夜の感覚がまだないのです。

夜にぐっすり寝てもらうためには、 日中は明るく、夜は暗くすることが大切です。

朝起きたら、カーテンを開けて、15分以上、日光を浴びると体内時計がリセット されます。

とは言え、日光を浴びて目覚めるのは良いことなのですが、一方で、夏は日が昇るのが早いため、外が明るくなるのと同時に、まだ寝ていてほしい4〜5時台に起きてしまうなんてこともあります。

それを防ぐためには、遮光カーテンなどを使い、起きる時間になったらカーテンを開けて、日光を浴びるようにしましょう 。

そして、 日中は明るい環境で、夕方あたりから少し薄暗くし、夜は暗い環境で寝かせます。

赤ちゃんが眠る時には、電気を全部消して真っ暗な状態にすると、眠りやすいですよ。

このようにまずは、赤ちゃんの体内時計を整えて行くために、日中と夜で明るさ、暗さの環境を作っていきましょう。

その上で、 朝起きる時間と寝る時間、お昼寝の時間を決め、毎日、規則正しく過ごせるよう生活リズムを作っていけるといいですね。

ちなみに、体内時計の重要な睡眠を促すホルモンであるメラトニンは、生後3〜4ヶ月頃から分泌されるようになります。

2.お昼寝の必要性

お昼寝が長いと、夜眠れないというイメージはありませんか?

ですが、赤ちゃんはまだ体力があまりないので、すぐに疲れてしまうのです。

それこそ、たくさん起きていると疲れて、すぐ寝るのかなと思いがちですが、実は逆で、「眠いー!」と泣いてぐずってから寝かせようとするのは、タイミングが遅いのです。

そう、泣いてぐずるほど眠くなってから寝かそうとすると、寝られない子が多いのです。

赤ちゃんが起きて活動できる時間は、月齢により違いますが、目安がありますので、その時間を参考に、次のお昼寝に向けてねんねに向けての行動ができるといいですね。

0〜1ヶ月 40分
1〜2ヶ月 40分〜1時間
2〜3ヶ月 1時間〜1時間20分
4〜5ヶ月 1時間30分
6〜8ヶ月 2時間〜2時間30分
9ヶ月 2時間30分〜3時間
10ヶ月〜1歳2ヶ月 3時間〜4時間
1歳3ヶ月〜1歳6ヶ月 4時間〜6時間
1歳6ヶ月〜3歳 6時間

ここで大切なのが、 赤ちゃんの様子をよく観察して、眠いサインを見落とさないこと です。

赤ちゃんの眠いサインは、実は泣く前に出ている可能性が高いです。

みんながみんな同じではないので、我が子の眠いサインを見つけて、ぐずる一歩手前でねんねの誘導ができると、スムーズに入眠できますよ。

目をこすったり、顔をママパパににこすりつけたり、あんよがふらついたり、遊んでいたおもちゃに無関心になったり、声をあげたり、 眠くなってきたときに出るサインがあるはずです。

一方で、3時間以上お昼寝してしまっている場合は、昼夜逆転にならないように、やさしく声をかけて起こしてあげてくださいね。

3.入眠儀式を決めよう

時計がわかるようになれば、時間でお知らせができますが、赤ちゃんはそうはいかないので、 これから寝る時間だと赤ちゃん自身がわかるよう、入眠に入る前のルーティーンを決めるのがおすすめです。

部屋の電気を暗くしたり、絵本を読んだり、子守唄を歌ったり、マッサージをしたり、何か決まりを作ってみましょう。

4.赤ちゃんが寝る場所は?

赤ちゃんを寝かせるために、だっこをしたり、授乳をしたりということは、もちろんよくあることだと思うのですが、 いざ赤ちゃんが眠りについたら、お布団やベッドに下ろしてあげましょう。

その際に、「ここでねんねするんだよ」と、声をかけてあげましょう。

ママのだっこや、授乳中のママにくっついている状態で寝続けると、赤ちゃんの中で、【眠る場所=ママの腕の中】という認識になってしまいます。

そうすると、お布団やベッドに下された時に、「ここじゃない」という気持ちになって泣いてしまったり、夜中にふと目が覚めた時に、だっこをしてもらっていないと「あれれ?」となり、再びそのままお布団で眠ることができなくなってしまいます。

夜中は、何度か浅い眠りの時に、ふと目を覚ますことがあるので、その度に「だっこしてー!寝れないよー!」と、ママパパにだっこを求めてくるようになります。

このように、寝る場所が違うという赤ちゃんの認識による夜泣きは、日々の習慣の中で改善していけるものなのです。

寝かしつけ自体は、だっこや授乳でも大丈夫ですが、 「寝る場所はお布団(ベッド)なんだよ」ということを、言葉でも伝えながら、赤ちゃんの中で【寝る=だっこ】にならないうちに、習慣にしていけるといいですね。

5.夜中の添い乳(体験談あり)

こちらも赤ちゃんの認識に関わってくる部分ですが、夜中に起きて泣いた時の対応についてです。

母乳で育てているママとして、一番スムーズに泣き止ませられ、再入眠に持っていけるひとつの方法が、添い乳です。

わたし自身、初めての子育てをしている時、生後4ヶ月頃で一度、朝まで寝る日が続いたため、「もう朝まで寝てくれるのねー!」と嬉しくなったのも束の間、2週間ほどしてから、夜中に何度も起きるようになったのです。

はじめのうちは、わたしも起き上がってだっこや授乳をして、再度寝かしつけをしていたのですが、ちょうど寒い時期に入っていたこともあり、夜中に起き上がるのが辛いツライ...。

そこで、 寝ながら授乳をすることの快適さを覚えてしまったのです。
これがいわゆる添い乳。

今まで通り、夜中に何度も起きて泣くけれど、サッと添い乳をすると、少し吸って再び寝るのです。

ですが、この快適さに負けたのが落とし穴...卒乳(わたしの場合は断乳でした)するまで、添い乳を卒業できませんでした。

実は、赤ちゃんは、月齢にもよりますが、夜中に何度も授乳が必要とは限らないのです。
お腹がすいて起きて泣いているわけではないということです。

先程の 【寝る=だっこ】のように、赤ちゃんの中で、【夜中に目が覚めたら、授乳をしてもらって再び寝る】というのが習慣になってしまうと、そこからなかなか抜け出せないのです。

【寝言泣き】と言って、大人の寝言のように浅い眠りの時に、「ふにゃ〜」と起きて、声を出したり、泣いてるように聞こえることもあるかもしれません。

ママセンサーは素晴らしいので、そんなちょっとの変化にも、ママは気づいて対応するのです。

小さいうちは特に「どうしたのかな?」「大丈夫かな?」と、まだ寝言泣きのうちに声をかけたり、だっこをしたり、授乳をしたり...実は、このよかれと思って行った行為自体で、赤ちゃんの覚醒に繋がってしまうことがあるのです。

完全にわたし...コレをやっていました。

毎日のこの積み重ねが習慣となり、赤ちゃんにとっては寝言泣きでも、いつのまにか、だっこをしてもらったり、授乳をしてもらわないと、再び寝付くことができなくなってしまうのです。

大人が寝言を言って起きてるように見えても、そのまままた寝ついていくように、赤ちゃんも自然と自分で再入眠することも多いので、少し様子を見てみてみましょう。

ネントレの最大の山場

ネントレについて調べると出てくるのが、「泣いてもだっこせずにだっこをせずに待ちましょう」ということ。

本来赤ちゃんは、自分で寝られる力を持っているというのです。

ですが、ママパパが早い段階でだっこをしたり授乳をすることで、その力は発揮できなくなってしまうのです。


「オムツが汚れていたり、お腹がすいていたりと、泣く原因は他にもありますが、それらが満たされていて、眠たくて泣いているという場合は、抱っこしたい気持ちを抑えて少し様子を見てみましょう」というような内容が見られます。

もちろん、見守ることで、赤ちゃんが自分で寝る力を発揮して、寝られるようになっていく可能性もあります。

ですが、わたしはこの赤ちゃんの泣きに耐えられなかったのです。

2.3分待つだけでも効果ありという情報もありましたが、 だっこすれば泣き止むとわかっている、泣いている赤ちゃんを2.3分見守るのは結構しんどいものです。

コレをすることで、ツライ気持ちになったり、ストレスに感じてしまうのであれば、それはやらなくてもいいと思います。

体験談から得られたこと

今までの話からわかるように、泣いてる赤ちゃんにすぐに手を出さずに、少し様子を見ることも大切だと思います。

ですが、大きくなった我が子がいる今、振り返ると、思うのです。

泣いていても、だっこするとピタッと泣き止む姿や、寝ながら泣いていても、添い乳をすると安心したように吸ってまた眠りにつく姿。

これは、赤ちゃんの時しか見れない姿で、赤ちゃんの我が子にとことん向き合ったあの時間は、当時は大変ではあったけれど、かけがえのない時間で、かけがえのない経験で、あの時しか感じられない、ママにとっての幸せな時間でもあったなぁと思うのです。

もちろん、捉え方も考え方もそれぞれなので、正解はありません。
でも、子育てをしているのはママ。
ママが選んだ選択が正解だと思います。

ただ、知らないということで、選択肢がなくなっていくことはもったいないので、赤ちゃんについて、ネントレについて、知った上でママ自身の気持ちや体調に合わせて、ねんねの選択ができるといいなと思います。

ネントレとして、挙げられている事柄の中で、取り入れられるものを無理なく取り入れていけるといいですね。

ベビーマッサージを取り入れよう

入眠儀式としてもおすすめですが、ベビーマッサージには、質の良い睡眠に繋がる効果が期待できます。

わたし自身、8年前に我が子と行ったベビーマッサージレッスンの後のお昼寝で、3時間ぐっすり寝ていてびっくりしたことを、今でも覚えています。

更に、たっぷりお昼寝をしたにも関わらず、夜もすんなり眠りについて、夜もぐっすり眠ってくれて驚きだったのです。

ベビーマッサージによる睡眠の変化は、深い呼吸と身体のリラックス効果が関係しています。


普段、赤ちゃん自身ではやらないような、お胸を広げるマッサージをすることで、深い呼吸に繋がりリラックス効果を高めてくれるのです。

また、 深い呼吸だけではなく、ママにたっぷり触れてもらい、声をかけてもらうことで、赤ちゃん自身が満たされることもまた、質の良い睡眠に繋がるポイントです。

わたし達大人も、マッサージをされて、気持ちよくて心地よくて、途中で寝てしまうなんて経験、ある方も多いのではないでしょうか?
赤ちゃんも同じです。

更に、マッサージをしてくれるのが、大好きなママであれば尚更、その気持ちよさ、心地よさは格別です。

日中のご機嫌のいいタイミングで、取り入れるのももちろんokですが、ねんねのことを考えると、お昼寝に入る少し前のタイミングや、夜の入眠儀式として、ベビーマッサージを取り入れて行くと、お互いに気持ちよく心地よく、幸せな気持ちで、眠りにつけますよ。

happymoonのベビーマッサージレッスン詳細

おくるみタッチケアを取り入れよう

新生児期〜生後3ヶ月未満くらいの低月齢の赤ちゃんには、おくるみタッチケアがおすすめです。

こちらも、わたし自身の体験談があるのですが、4年前、末っ子が生まれてすぐから取り入れたことで、 だっこでじゃないと寝ないと思っていた新生児の赤ちゃんがあら不思議!おくるみタッチケアをすることで、だっこじゃなくてもぐっすり寝てくれたのです。

上の子たちの新生児期はだっこだっこでしんどかった経験もありです...。

それにより、自分も休むことができて、上の子たちとの時間も作れました。

おくるみタッチケアレッスンをしている中でも、「もっと早く知りたかったー!」というお声が、多く聞かれます。
ぜひ、妊娠中の出産準備として、知っていただきたい内容です。

happymoonのおくるみタッチケアレッスン詳細

まとめ

いかがでしたでしょうか?

赤ちゃんの睡眠について、ネントレの内容も知った上で、取り入れられるものは取り入れて、無理のない範囲で、親子で快適な睡眠時間が過ごせるようになれるといいですね。

おくるみタッチケアやベビーマッサージは、睡眠の効果だけでなく、親子のコミュニケーションとしても、大切なことがたくさん詰まっていますので、我が子と楽しみながら、取り入れていただけたら嬉しいです。

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東京都葛飾区にて親子コミュニケーションを軸としたベビーマッサージ、ファーストサインレッスンなどを開催している親子教室happymoonです。

レッスンの他に、マタニティ期からニューボーンフォト、ベビーフォト、バースデーフォト、ロケーションフォト、七五三フォトなど、お子さま、ご家族さまのライフイベントに寄り添う撮影もしております。

更に、ベビーマッサージ等の講師になりたい方、フォトグラファーになりたい方への育成講座も行っております。

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